男性不妊の治療と漢方

不妊治療(原因や治療法)

男性不妊にも漢方は有効

原因がわかりやすい男性不妊にも漢方治療は有効です。男性不妊でよく使われるのは八味地黄湯、牛車腎気丸などの漢方薬です。
男性不妊と漢方治療

男性不妊は原因がわかりやすい

乏精子症の図解西洋医学の不妊検査で、男性に行う最も基本的なものは精液検査です。その結果で精液中に精子がない無精子症や、精子の数が少なかったり(乏精子症)、連動率が悪かったり、奇形など不妊の原因がわかります。
女性と違い、ほとんどの場合、検査で原因がはっきりわかるので、治療は比較的スムーズに行われます。精子数が少ない、連動率が悪い、奇形などは、程度が軽ければ薬物療法での改善も多くみられます。また、無精子症と診断されても精巣内で精子がつくられている場合には、顕微授精などで妊娠に結びつけることが可能です。

漢方の治療法

地黄写真漢方でも、精子数をふやしたり、運動率を上げたり、奇形率を下げたりする治療を行います。ただし、西洋医学と違って漢方の場合は、肥満タイプならまず体重を落とす薬を、胃腸が弱いなら胃腸を強くする薬を処方します。これは女性の場合と同様に、漢方の治療はまず体づくりが大切と考えるからです。
男性不妊でよく使われるのは八味地黄湯牛車腎気丸などの薬です。気力が増し、性機能の衰えを改善する働きがあります。これらの中心となる「地黄」という生薬は胃に負担をかけることもあるので、胃弱の人には胃腸を強くする薬をまず処方します。

男性不妊とストレスの関係

男性不妊とストレス現代社会で忘れてはならない男性不妊の原因に、ストレスがあります。ストレスによって精子の状態が悪化し、妊娠が困難になるケースがあります。このような場合は、漢方でいう気剤を用いて、気の流れをよくし、精神を安定させて体調をととのえます。ストレスの状態によって用いる薬は違います。
やや胃弱で中間証から虚証タイプには桂枝加竜骨牡蛎湯、ストレスが強く、神経性胃炎、胃潰瘍になりやすい中間証タイプには柴胡桂枝湯、やや実証タイプでストレスにより動博や不整脈を訴えやすい人には柴胡加竜骨牡蛎湯などを用いて、ストレスをとり除きます。

男性不妊でよく使用される漢方薬

八味地黄丸

手足が冷えたり、ほてったりするタイプに効果的です。だるさや疲れがひどくて、のぼせることもあり、口が渇きやすい人、夜になると何度もトイレに起きるような人にも。若い世代より、更年期の人向きです。
牛車腎気丸

体力をつけ、また、水分の循環をよくする作用があります。ことに、足腰や泌尿生殖器など下半身の衰えに最適です。体力が低下し、顔色もすぐれず、冷えをともなうときに向きます。

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