体外受精について
体外受精はいまやポピュラーな治療法になっています。体外で受精された受精卵を培養して子宮に戻し着床させます。体外受精の方法とスケジュールについて紹介していきます。
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採取した卵子と精子を同じ容器に入れ、その中で受精させて、できた受精卵をある程度まで培養してから子宮内に戻す方法です。その後の着床は自然に行われるため、この着床がうまくいくかどうかが成功のカギを握っています。

ポピュラーな治療法
「試験管ベビー」という言葉が世界中を震撼させてから、20年以上が経ちました。いまや体外受精は、ごく普通の治療法として浸透し、日本でも、多くの赤ちゃんを誕生させています。体外受精では、受精の成功や、その後の受精卵の成長状態をこの目ではっきりと確認でき、もっともよく育った受精卵を選んで子宮内に戻すことができます。このため妊娠率も25~35%ほどと、人工受精に比べてかなり高くなっています。
体外受精後の生活ポイント
体外受精後の大きなポイントは、着床を成功させることにありますから、自転車に乗る、重いものを持つ、浴槽掃除などは避け、スポーツや性交渉も控えましょう。
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①誘発剤で排卵をコントロール
良質の成熟した卵子を複数採取するために、月経開始3日目くらいから排卵誘発を行って、排卵をコントロールしながら卵子を成熟させます。主な排卵誘発の方法は以下の通りです。
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からだの自然な働きにまかせて排卵した1個の卵を採取する方法。
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クロミッドという排卵誘発剤を1日1~3錠飲む方法。
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hMG法(ヒト閉経後ゴナドトロピン)という排卵誘発剤を毎日、もしくは1日おきに注射する方法。
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スプレキュアという鼻腔に噴射する薬を使用しながら、状況をみてhMGを注射する方法。
②超音波で卵胞状態をチェック
排卵誘発の処置を行いながら、超音波検査、ホルモン検査を行って卵胞の成熟度を観察します。この期間(月経開始6日目より)は、基本的には毎日通院することになります。
③卵胞が成熟したらhCG注射
超音波エコーで卵胞の大きさを測定し18m程度に成熟したら、hCG(ヒト繊毛性ゴナドトロピン)という排卵誘発剤を注射します。36~48時間後に採卵です。注射後、下腹部に痛みのある場合は安静にしていましょう。
④採卵日前夜
採卵時に麻酔をかけるため、前夜は夜10時以降の飲食は厳禁。翌日の午後まで食事も飲水もできません。必ず守りましょう。入浴は大丈夫です。
⑤採卵日当日
指定された時間に病院へ行き、女性は採卵の準備をします。男性は病院でマスターベーションで精液を採取するか、自宅で採取したものを2時間以内に病院へ運びます。
⑥採取
全身麻酔か局所麻酔をして、鮭から長い針で卵巣内の卵胞液を吸い取ります。所要時間は約10~20分。処置後(帰宅後も)は安静にしましょう。少量の出血は心配ありません。出血が多い場合や下腹部の痛みが強い場合、発熱した場合には医師に連絡して指示を受けましょう。抗生物質が処方されたら必ず服用してください。
⑦培精(培養)
採取した卵胞液からよい成熟卵を採取し、洗浄・濃縮した精子とともに培養します(培精)。成熟卵1個に対し、約5万個の精子を同じ容器に入れ、約3~12時間後の受精を待ちます。
⑧受精卵ができたら
受精が確認できたら、受精卵を子宮に移植するため日時が決めらるはずです。受精卵は4~8分割になるまでそのまま培養されます。
⑨胚移植をして完了
分割を始めた受精卵から良質のものを選び子宮内に移植します(脱移植)。移植方法にはTCET法とTMET法があります。処置後は2~3時間病院で安静にし、その後帰宅できます。
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